世の中の物事についてあれこれ考えるkudeの日記


by kude104
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サマータイムマシンブルース

昨日は『サマータイムマシンブルース』という映画を観ました。
内容はというと、タイムトラベルを題材にしたドタバタコメディです。

もともとが舞台劇だとかなんとか。
それを映画化したとかで、作品の雰囲気がそれっぽい。
団員10名くらいの劇団のコメディ劇を見る感覚って、きっとこんな感じだろうなーという雰囲気。

基本的には佳作で面白く、「万人にオススメ」と言いたい映画ですが、若干、「団員10名くらいの劇団のコメディ劇」みたいなノリに注意が必要かと。
「この内輪ノリみたいな空気、俺ちょっと付いて行けない」って感想を持っちゃう人も、5人に1人くらいはいるんじゃないでしょうか。
そんな感じの映画です。

お話としては、タイムトラベルもの。
SFがなんの略かも知らないSF研究会に、ある日突然、タイムマシンが現れる。
さて、いつの時代にタイムスリップしようとなったとき、じゃあ、昨日に戻ってクーラーのリモコンを取ってこようぜってことになる。
このへんのスケールの小ささが、笑える。
で、最初は「昨日の自分たちを尾行しようぜ、うしししし」なんて遊んでいるわけですが、やがて、過去を変えるととんでもないことになると聞かされて、慌てて元通りに事を収めようとドタバタするのだが・・・みたいな。

この映画の面白いところのひとつは、タイムトラベルものの面白さ。
映画の冒頭に、いろいろと「何を言っているのか分からない」ギクシャクしたやり取りが描かれます。
それが、タイムトラベルによって「ああ、あれはこういうことだったのか」とつながる、その面白さね。

あと、過去を変えると未来は変わるのか、それとも、未来から過去を変えに来ることがすでに過去の時点で決定事項なのか、といったタイムパラドックスのテーマ自体が、なんか考えれば考えるほどこんがらがってきて興味は尽きません。

ただ、本格的なSFタイムトラベル作品の面白さ──目新しさとか隙のなさみたいなものは、あまり期待しないほうがいいです。
なぜなら、この映画の正体は、多少ノスタルジーがかった青春コメディだから。

ぬるい文化系サークルのノーテンキでお気楽なバカっぽさが、なんだか「いいなぁ」って感じです。
思わず昔を思い出して「あの頃は楽しかったなぁ」と言いたくなっちゃいそうな、そんな感じ。

ファミコンの「ハリキリスタジアム」とか「ガンダム」とかをネタとして作中で使っていましたが、たぶん、そのあたりの年代の人間を「あの頃は楽しかったなぁ」という気持ちにさせることを狙った映画だろうと思います。
ぼくなんかは、見事にやられた。

そんな「大傑作」というほど大層な映画ではありませんが、小粒で気持ちのいい楽しい作品だねって感じの映画です。
樹里ちゃんも可愛かったし。
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by kude104 | 2005-09-09 21:37 | 映画