世の中の物事についてあれこれ考えるkudeの日記


by kude104
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その時歴史が動いた

今日のNHK『その時歴史が動いた』は、織田信長の巨大鉄船建造の“その時”。
いやあ、さすがはNHK、渋いテーマを持ってくるなぁ。
巨大鉄船で番組作っちゃうなんて、NHKくらいだよね。

でまぁ、巨大鉄船は、信長が大坂本願寺を兵糧攻めする際に、海から本願寺に兵糧を届けていた村上水軍を打ち破るために造られたもの、なわけです。
ですから、巨大鉄船建造を巡る物語の背景には、信長対本願寺の戦いがあるわけです。

今回の番組でぼくが興味を持ったのは、まさにここ。

いよいよ信長との対決が避けられないとなったとき、本願寺顕如は全国の信者に対し、「信長を討て」との号令を発します。
それに呼応して各地で一向一揆が発生し、信長軍と激しい戦闘が繰り広げられ、多くの人々が死んでいくこととなります。

・・・うーむ。
これって、なんか最近の国際情勢にダブるよなぁ。

歴史を振り返ると。
信長がやったことというのは、結果的に大量虐殺になるわけですが、それだけで片付けられないものがあるよなぁと思えてなりません。
なんというか、後世から見れば、「やるべきことをやった」のではないかと思えてしまうところが興味深い。

このときに宗教勢力がある種壊滅したことで、結果的に、日本から「武力的な宗教」が滅んだのではないか、と。
言わば、ここが日本における政教分離のひとつの大きなキーポイントだったのではないか、なんてことを思ってしまいました。

この先、信長は自分に敵対する宗教勢力の信者を徹底的に虐殺していきます。
その数、女子供も含めて10万人、とかだったでしょうか。
それは今の時代ではもちろんですが、当時にあっても狂気じみた行為です。

これはおそらく、信長が狂気に走ったのではなく(多少は狂気でないと、できない行為かもしれませんが)、宗教勢力を無力化しようと思ったら、たぶんこれしか手はないんじゃないでしょうかね。

というのも、宗教的理由で為される戦闘行為は、国を滅ぼせば終わるといったものではなく、ひとりひとりの信仰を捨てさせない限り終わらないものだから。
でもそんな、10万人の熱狂的信者の信仰を捨てさせる方法なんて、ありはしないでしょう。

何が言いたいかというと、たぶんそれくらいしないと、「武力的な宗教」は潰せないじゃないかということ。
でも、それは確実に悪魔的な行為で、普通の人間にできるものではない。
今の時代にあっては、なおさらですね。

だからきっと、今の時代、宗教による武装テロはなくならない。
なくすことはできないでしょう。
いくら某国の大統領さんでも、武装テロの温床となる宗教を壊滅させるなんてことはできないだろうし、許されないだろうから。

善い悪いで言えば、今の時代のやり方が善いに決まっている。
そんな皆殺しにするだなんて、100%間違っている。
それなのに、今の「正しい」やり方では、問題が解決されることはおそらくないだろうというのが、なんだかちょっと皮肉な感じで考えちゃうよなぁ。
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by kude104 | 2005-07-20 23:53 | テレビ