世の中の物事についてあれこれ考えるkudeの日記


by kude104
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富の集中はなぜ起こるのか

世の中で富の集中がなぜ起こるのかが、ようやく分かりかけてきました。
経済かじっている人からすりゃ、「なんだそんなこと、当たり前じゃないか」ってことだろうけど。

基本的に、どんなに大損こいても、『0円からマイナスに沈むことはない』ってことに気付くかどうか。
気付けば、富の集中のメカニズムは容易に理解できます。

「いやいや、借金があるじゃないか」と思うかたもいらっしゃるでしょうけど、それが『引っ掛け』なんですよきっと。
考えてみれば、借金というのは、将来の儲けを前借りする行為です。

たしかに、ごく稀に「借り倒し、踏み倒し」なんてこともありますが、基本的には貸す側は損をしない範囲でお金を貸すわけです。
損をしないってことは、つまり、借りる側がマイナスになる(返せない)額を貸すことはないってことです。

一方、お金を儲けるほうには、「いくらまでしか稼ぐことは出来ない」などという上限はありません。

言うなれば、負けるほう、損をするほうには、0円からマイナスには沈まないという下限が設定されている一方で、勝つほう、儲けるほうについては上限なしの青天井というルールが設定されている。
そのなかで、参加者一同が自分たちのチップを取り合うという、そういうギャンブルをイメージすれば分かりやすい。

ひとりのプレイヤーが青天井で勝ち上がっていったときに、そのチップを負担する者は・・・下限が設定されている以上、ひとりが一身に抱えて沈むわけにはいきません。
そのぶん当然、沈む人数が多くなるというわけです。

嫌な言い方をすると、セーフティネットが用意されているがゆえに、道連れになる人の数が増えるってことですね。

勝負事は、勝者と敗者が同数で釣り合うようなイメージを無意識に抱いてしまいますが、それが大きな錯覚なんでしょう。
少なくとも、このように勝ちと負けのリミットに違いがあるケースでは、同数で釣り合うほうがおかしい。

これに、今回は触れませんけど、チップを多く持つプレイヤーのほうが有利にゲームを進められるというルールが加われば、富の集中が起きるのは、水が上から下に流れるくらい当たり前の現象と思えます。

よって、もし富の集中を是正しようと思ったら、上限を設定すればいい。
「これ以上のチップは持てません」という上限が決まっていれば、そのぶん敗者の負担が軽減されますから、集中の度合いが緩やかになります。

ま、実際の社会で上限を設定するなんてことは、まず無理でしょうけど。
お金はいくらあっても困りませんからね。
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by kude104 | 2005-06-15 22:03