世の中の物事についてあれこれ考えるkudeの日記


by kude104
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取れるならiPodからも金を取れ――私的録音録画補償金

「iPodからも金を取れ」――私的録音補償金で権利者団体が意見書(ITmedia)

そもそも、『私的録音録画補償金制度』ってもんに無理があると考えるのが、まぁ自然でしょ。

私的コピーについては、著作権法上、個人の権利として認められているわけです。
でも、デジタルコピーの場合はコピーしても品質が劣化しないため、たとえそれが私的コピーの範囲内であっても、次々コピーされると権利者の利益が損なわれてしまう。
だから、そのぶんを補償しましょう。
そのために、記録メディアのほうに補償金分を上乗せして、利用者に払ってもらいましょう。
・・・って、制度ですよね?

でも、これってホントにそうかぁ?って、疑問に思いません?

仮に、音楽CDを例にとって考えてみるけど。
買ってきた音楽CDを100枚、1000枚複製しようと、それがただちに権利者の利益を損なうことには繋がらない・・・ですよね?
まさか、音楽CDは消耗品で、買い替え需要を期待しているから損なう──なんて言わないよな?

損なうのは、複製品がばら撒かれたときでしょう。
だったら、それは私的コピーの範囲外の問題じゃない?
つまり、私的コピーの範囲内であれば、それがアナログコピーだろうとデジタルコピーだろうと、等しく権利者の利益を損なうことはないはずです。

そもそも、音楽CDってのは、いったい何を売っているのか?

CDという「物」を売っているのなら、「中身」をどうしようと(私的コピーの範囲内であれば)商売に影響を与えることはないでしょう。
だって、売り物である「物」は買わないと手に入らないんですから。

一方、音楽という「中身」を売っているのなら、購入した音楽を(私的コピーの範囲内で)どう聴こうと買ったもんの自由でしょ。
紙パックで購入した牛乳を、コップに移して飲んだっていいじゃないか。
それで権利者の利益が損なわれることはない。

と考えるのが、自然じゃないですか?

それを。
デジタルコピーが不正にばら撒かれると権利者の利益を損なう → デジタル方式の私的コピーは権利者の利益を損なっている → だから、補償金を払え。
なんてのは、暴論ってもんでしょう。
でも、これ以外に、デジタルコピーに補償金制度を導入させた根拠が思いつかないんだよなぁ。

そのへんきちんと納得の行く説明をしてから、「iPodからも金を取れ」とか議論して下さい。
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by kude104 | 2005-04-29 18:39 | PC&ネット