世の中の物事についてあれこれ考えるkudeの日記


by kude104
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ニュースメディアの未来を考える

このところニュースメディアについてつらつらと考えているわけですが。

一次情報の取材には、やはりある程度コストをかけないと無理だよなぁと思います。
一般人のボランティアで・・・というのでは、なかなか有効なニュースは集まらないでしょう。
てことは、集めた一次情報をお金に換えるシステムが必要不可欠です。

ただ、ニュースというのは、報じられた瞬間に人づてに広がる性質のものです。
それこそP2Pで共有されるわけですが、音楽ファイルなどと違い、ニュースそのものには著作権などは発生しません。
ニュースを報じる文章には著作権は発生しても、「いつ誰が何をどうした」というニュースそのものには著作権は発生しないはずですから。

取材された一次情報は、誰かが対価を払ってニュースとして報じる必要はありますが、報じられた瞬間にP2Pで共有され、一次情報はその商品価値を大きく下げることになります。
じゃあ、だれが最初に高いコストを払って一次情報を買い取るのか?

現状ではほとんどの場合、取材と報道が同一メディアによって行われており、かつ、報道で十分な利益が確保できているため、この問題はそれほど表面化していない。
ネット上での一次情報の共有化自体も、現状はまるでシステム的に確立されていないので、既存メディアにとってまだまだ大きな脅威にはなりえていないでしょう。

ただ、この先もそうとは限らない。
たとえば、ニュースサイトを巡回してニュースソースを集め、それを解析して著作権の発生しない一次情報を抽出する自動巡回システムなんてのも、それほど夢物語って話でもないでしょう。
・・・まぁ、こういった自動システムは、その気になれば技術的にガードする方法はありますが、物好きさんたちによる手作業ボランティアでやられたらどうしようもないわけで。

つまり一次情報をお金を換えるには、共有されるまでのタイムラグがどれだけで、その間の「独占」にどれだけの価値を認めるかという話になろうかと思います。核としては。
あとは、それにいかにして付加価値を付けていくかという話になるわけです。

いずれにせよ、これからのニュースメディアはネットとの兼ね合いで、利益の確保が難しくなるだろうと思われます。
利益の確保が難しくなれば、効率化してコストダウンを図ることになるわけで。
その行きつくところは、いまの取材と報道が一体化したメディアはほとんどなくなり、取材は取材専門のメディアが担当し、報道メディアがそれを購入して報道するという分業体制でしょう。
アメリカなんかじゃ、すでにそうなりつつあるなんて話も聞きますし。

そうなったときに、一次情報をいかにしてお金に換えるか、あるいは、共有された一次情報をいかに報道してお金を稼ぐかといったあたりの仕組みを考えるのは、けっこう面白いですね。
そのへんをいろいろつらつらと考えているわけですが、それについてはいずれまた。
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by kude104 | 2005-03-25 18:51