世の中の物事についてあれこれ考えるkudeの日記


by kude104
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ウィンド・トーカーズ、トーク

昨夜は日曜洋画劇場でジョン・ウー監督、ニコラス・ケイジ主演の『ウィンド・トーカーズ』を観ました。

ま、言ってしまえば、取りたてて面白いということのない作品でした。
迫力ある戦闘シーンが描きたかったんだろうけど、見せ場も長々続くと厭きてしまうという典型。
加えて、そっちにエネルギーを注いだため、肝心の人間ドラマもいまひとつ盛り上がりに欠けるといった印象です。

しかしそれ以上に、主人公が手当たり次第に殺しまくる敵兵が日本兵というのが、観ているこっちを妙な気分にさせますね、これ。

別に、戦闘シーンを見ていても「同朋が殺されている!」といった意識はほとんどなく、単なるエンターテインメント映画として観ているわけですが、日本兵を殺しまくる映画をゴールデンタイムのお茶の間でエンターテインメントとして観れてしまう日本って面白いなぁといったあたりに意識が向いてしまいます。

映画の舞台であるサイパンで、実際に肉親や戦友をなくされた日本人にとっては、やはりそうでもないのでしょうか。
主人公に殺される敵兵のひとりひとりに、戦死した大切な人の姿を重ねて見てしまうのかなぁ。

ただ、そういったあたり、決して映画を「けしからん」とか「配慮が足りない」と非難する気はさらさらないのです。
それを言うなら、去年の大河ドラマに対して、新選組にひいじいさんを殺された人の気持ちを考えろなんて話にもなってきます。

でも仮に、日中戦争における日本兵のヒロイック物語を中国で放送したら、とんでもないことになるだろうななんてことを考えると、やっぱりこの状況は興味深い。
今の日韓関係なんかと比べると、日本とアメリカの関係って幸運だなぁと心から思う次第です。
ま、いろいろ文句のある人もいるだろうけど。

そういった部分に意識が向いていたので、純粋に映画そのものに集中できなかったという部分はあるかもしれません。
だって、「もう誰も死なせはしない!」と決意した主人公が、バンバン日本兵を撃つシーンに感動できるかと言われると、それはちょっと、日本人としては苦笑するしかないじゃない?
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by kude104 | 2005-03-21 20:28 | 映画