世の中の物事についてあれこれ考えるkudeの日記


by kude104
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将来に希望抱く高校生は24%

「今が楽しければ」将来に希望抱く高校生は24%(Yahoo!ニュース:読売新聞)

ひとつには、「社会的な実感としての貧富の差が日本にはない」と言えるじゃないでしょうか。
「一億総中流」なんて言葉は今となっては死語っぽいけど、それでも、みんな取り立てて貧乏でもなければ裕福でもない。
この先もなんとなく、貧乏でもなければ裕福でもない人生が待っているんだろうなぁと思っている。

日本の一般家庭で、食うにも困るような生活をしているところはまずない。
「なんとかして、この貧困から抜け出そう」といったエネルギーは、だから、あまりないでしょう。
加えて、将来、食うにも困るような生活に落ちる不安もほとんどない。
なんだかんだ言って、普通に就職して、それなりに暮らして行けるだろうという安心感があります。
だから、「気を抜くと転落するかも」といった不安からくるエネルギーも、ない。

また反対に、上流階級の存在を実感として感じることもあまりありません。
最近じゃテレビや雑誌などで盛んに「セレブセレブ」と言われますが、どことなく、自分たちとは遠い世界を夢見ているふうに思えます。
たとえば、年収何百万の人間と何千万の人間とのリアルな貧富の差みたいなものは、極力「見ないように、見せないように」暮らしていますよね。

「俺も金持ちになって、あんな暮らしを手に入れてやるんだ!」といったギラギラした欲望は、日本ではなかなか芽生えないし、そういった思想はタブーにすら近い。
むしろ、平凡でも幸せな生活こそが美徳とされます。
だから上級階級の生活も、「努力すれば手の届く世界」ではなく、「貴族の世界のお話です、庶民には関係ありません」といったふうに扱われます。

そんな上昇指向の乏しい日本で、「将来のために今頑張って勉強しておこう」と思う高校生が少ないのは当然かなと思います。
それだけ社会が安定しているということなんじゃないでしょうか。

さすがは、世界でもっとも成功した社会主義国家と言われるだけのことはありますね。
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by kude104 | 2005-03-16 22:08 | 時事・社会