世の中の物事についてあれこれ考えるkudeの日記


by kude104
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ベルヴィル・ランデブー

2003年度アカデミー賞「長編アニメーション映画賞」「歌曲賞」にノミネートされたフレンチ・アニメーション『ベルヴィル・ランデブー』
前からちょっと気になっていたんですが、本日、上映映画館が「男性サービスデー」だったので、思いきって観に行ってきました。

・・・なんというか、評価の難しい映画ですな。

映画を娯楽映画と芸術映画に大別すれば、これは芸術映画に分類されるだろうという感じです。
フランス映画らしいといえばらしい。
ちょっと洒落てインテリっぽくて辛気臭いというか。
表面的にはユーモラスで面白い作品なんですが、根底にあるのはシュール、みたいな。

たしかにアカデミー賞にノミネートされるだけのことはあるけど、同時に、たしかに興行的には単館系映画だよなーという感じでした。
これを観れば、『ハウルの動く城』ですらコテコテの娯楽作品に思えて来る。

こういう作品を「つまらない」と言うのは、なんだか教養のない人間だと思われそうな、変なプレッシャーがありますよね。
なので小声で言うけれど、娯楽作品としてはたいして面白くない映画だと思います。

でもまぁ、娯楽作品としてもきちんと成立していますんで、観客おいてけぼりで作家性に走った独り善がりの作品というのとは違います。
ただ、娯楽性よりも芸術性にウェイトが置かれていると。

ですから、この映画をアートとして評価するなら、これは文句なくスゴイ。
なによりもまず、あの映像。
古き良き時代の海外アニメふうでありながら、新しくて個性的な印象。
正直、圧倒されました。
夢に見そうです。

ほかにもいろいろ、まぁーおしゃれだわ。
センスのいいアニメーションが見たい人は、まぁー必見だわ。

・・・とまぁ、万人にはお奨めしかねますが、"センスがいい" ものが好きなひとにはお奨めです。
ぼくは残念ながらそれほどでもなかったですが、きっと好きな人は「生涯にひとつの作品」になるくらいに好きなんだろうなーと思います。
それくらい、個性的な映画でした。
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by kude104 | 2005-01-11 19:09 | 映画