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世の中の物事についてあれこれ考えるkudeの日記


by kude104
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『義経』を見て

NHK大河ドラマ『義経』が始まりました。
まだ初回なので、面白いつまらないの評価は保留として、とりあえずの感想としては、稲森いずみさんがお美しかったです。

『義経』を見ていて考えさせられたのは、本来殺すべきであった頼朝と義経を助けたところから、巡り巡って、助けた頼朝と義経に平家一門が滅ぼされてしまうところ。
やはりなにかしら、運命めいたものを感じずにはいられません。

結果論としては、清盛は、あそこでふたりを殺しておくべきだったのでしょう。
個人の人間性としては命を助けた行為は立派だとしても、平家の長としては、情に流されて判断を誤ったという評価になる。

「一族郎党皆殺しだ!」というと非常に残酷で野蛮な行為に思えますが、政治的にはきっと正しい行為で、それをしなければ将来に禍根を残すことになる。
なーんか、世の中ってそういうもんなんだろうなぁと思ってしまいました。

たとえば──と、同列に並べていいか分かりませんが──移民者が先住民を追い出して土地を乗っ取ったケースとして、アメリカとイスラエル=パレスチナを考えてみる。
アメリカはインディアンをほぼ "根絶やし" にしたおかげで、いまに禍根が残っていない。
一方のイスラエル=パレスチナは、ご覧の通りの有り様です。

どちらがいいかという話は、まぁ置いておいて。
少なくともトップの人間は、根絶やしを命じるのが正解なんだろうなぁと思います。
情にほだされ躊躇するくらいなら、初めから戦うでないという話ですね。

・・・まぁ、実際は、たとえ頼朝と義経を殺したとしても、別の誰かに滅ぼされるんだろうけど。
歴史ってなんとなく、キャストが代わっても大筋は変わらない気がしますんで。
by kude104 | 2005-01-10 18:23 | テレビ