世の中の物事についてあれこれ考えるkudeの日記


by kude104
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ハウルの揺れ動く城

昨日の話の補足というか訂正というか。

> ウワサによりますと、『ハウル』はもともと別の方が脚本を書いてらしたそうで、
> なんでもその方が途中でドロンしてしまい、慌てて宮崎さんが引き継いだとか。

もし嘘だったら、あまり好ましい文章じゃないだろうと思いましたんで、ちょっと調べてみました。
まぁ、どのみち真相は当事者以外にわからないんですけど。

まず、『ハウル』が当初、別の監督・脚本家で制作されていたことは事実。
監督は細田守さん、脚本は吉田玲子さんです。
細田さんは東映アニメーションのかたで、ジブリに新しい才能を育てたいという宮崎駿さんのたっての願いでジブリへ "出張" し、監督となります。

この『細田ハウル』は2003年春公開を目指して制作されていましたが、2002年の夏に制作中止が決定します。
この時点で細田さんは監督を降板。

制作中止を機に、ジブリは半年間スタジオの活動を休止します。
『細田ハウル』の制作中止が原因ではないかと言われていますが、よく分かりません。
が、かなりのゴタゴタがあったのではないかと推測されます。

2003年2月、宮崎さんが『ハウル』の制作を引き継ぐことが正式に発表されます。
それに伴い、脚本が吉田さんから宮崎さんに変更となり、監督・脚本宮崎駿の『宮崎ハウル』がスタートします。

宮崎さんは『細田ハウル』のすべてを白紙化し、いちから自分で作り直したというウワサです。
もし本当だとすると当然のことですが、『宮崎ハウル』は制作スケジュール的にかなりの無理があったらしく、公開は2004年夏→秋→冬とずれ込み、ようやくの完成となりました。

細田さん降板の理由については、ウワサ以上のことは分かりません。
作画監督の近藤勝也さんと考え方の違いで衝突したからだとか、絵コンテを期限内に収めることが出来なかったからだとか言われていますが、定かではありません。

なんとなくですが、細田さんは東映アニメーションの方なんで、ジブリのやり方が上手く合わなかったのではないかと想像します。
それなりに実績のある名の通った人のようですので、普通に考えれば、力不足ということはなさそうですから。

いずれにしても、「脚本家が途中でドロンした」というのはデマと見てよさそうです。
降板劇は細田さんにまつわるもので、吉田さんの脚本は制作中止時点で書き上がっていたものと思われます(たぶん)。
近藤さんに腹を立てた細田さんが出社拒否をしたというウワサがありますんで、たぶんそのへんが「ドロン」話になったのだろうと思いますが、いずれにしても真相はわかりません。

とりあえず、昨日の発言は訂正しておきます。
あれでは吉田さんに失礼ですね。
すみません。
細田さんについても事実無根の失礼な内容かもしれませんが、まぁこのくらいは市井の噂話として許してもらえるでしょう。

・・・とまぁ、こうして見ると、『ハウル』がかなりの難産だったことは確かなようで。
これで傑作が作れたら、逆に驚くよなぁという感じがします。
『ハウル』のイマイチ感は、才能の問題というよりマネージメントの問題だったと見るのが正しいように思えます。

もし初めから順調に作られていたらどんな作品になったのだろうと思うと、ちょっと見てみたいですね。
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by kude104 | 2004-12-26 22:32 | 映画