世の中の物事についてあれこれ考えるkudeの日記


by kude104
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天空のラピュタとハウルと動く城

もう何度目になるか分かりませんが、金曜ロードショーで『天空の城 ラピュタ』を鑑賞。

今更ながらに驚きましたが、『ラピュタ』の筋運びって完璧ですね。
プロットというのかエピソードというのか、ストーリーを構成する最小単位となる "場面" の並べ方、つなぎ方が抜群に巧い。

「どこかカットできる場面はあるだろうか?」と考えてみても、これといって思いあたらない。
それでいて、足りない感じもまったくしない。
次の場面に必要な情報を、自然に違和感なく提示して見せる手際は、まさにお見事。

それだけでもすごいのに、全体として、緊張する場面と緩和する場面とが実にバランスよく配置されていて、もう神業としか言いようがない。

作品の隙間を読み解くのを楽しむ方には、逆にその "遊び" のなさがつまらなくも思えるでしょうが、あの時間尺にあの物語を嵌め込むのに、あれ以上の完成度はないだろうと思えます。
脱帽。

さて、その宮崎駿監督の最新作『ハウルの動く城』ですが、個人的には、改めて『ラピュタ』の完成度には遠く及ばないなぁと思う次第です。

「ハウル」動きがヘン!?盛り上がりがイマイチ (ZAKZAK)

ということで、やはり、客の反応もイマイチのようで・・・。
隙間を読み解くのを楽しむ方には好評のようですが、一般受けするには、『ラピュタ』のように "分かり易く" あるべきだろうと思います。

ウワサによりますと、『ハウル』はもともと別の方が脚本を書いてらしたそうで、なんでもその方が途中でドロンしてしまい、慌てて宮崎さんが引き継いだとか。
ウソかホントか知りませんが。

本当だとすると、『ハウル』に感じた「らしからぬ」イメージも納得できますが、でもまぁ、『もののけ姫』あたりから "分かり難い" 方向に来ていることは確かですし。

作風の変化はしょうがないとは言え、もう『ラピュタ』のようなストレートで美しい物語は作られないだろうし作れないんだろうなぁと思うと、少々寂しくもありますね。
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by kude104 | 2004-12-25 17:39 | 映画