世の中の物事についてあれこれ考えるkudeの日記


by kude104
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天才は忘れたころにやってくる

「夢中になるきっかけを」 著名学者の才能開花術(Yahoo!ニュース:共同通信)

「知識の量や学校の成績でなく、もっと何かに夢中になって工夫したり、面白いアイデアを出したりすることが大切」というのは、ま、その通りだねと。

ただ、「日本の小中学生の基礎学力低下が海外の学会調査で明らかになったばかり」といった話を引き合いに出すのなら、ちょっと違ってくるんじゃないでしょうか?
だって、全体の基礎学力を向上させるには、"詰め込み教育" が一番でしょ。

天才を育てる教育と、全体の学力を上げる教育とは違う。

天才を育てる教育は、いわば振り幅を大きくする教育です。
天才が生まれる代わりに、バカも生まれる。
ま、割合としては、死屍累々のバカの上に一握りの天才が立つという、非常にハイリスク・ハイリターンなやり方だろうと思います。

一方、全体の学力を上げるには、天才は生まれない代わりにバカも生まれないという、ローリスク・ローリターンなやり方がいい。
それには、好き嫌い・得手不得手に関わらず、最低限これだけは覚えなさいという詰め込み教育が適している。

個人の才能がモノをいう世界には、天才を育てるやり方が適しているかも知れない。
でも、一般的な会社のように集団としての能力がモノをいう世界や、あるいは「国力」といったレベルの話をする場合は、天才の有無より集団としてのレベルが高いほうが強い。

「羊に率いられるライオンの群れより、ライオンに率いられる羊の群れの方が強い」などとよく言いますが、実際のところは、ライオンの群れの方が強いでしょう。
理由は簡単で、群れを率いるライオン1頭を倒してしまえば、あとは全部羊だからです。

といったことを考えると、学校教育としては、基本は詰め込み教育でいいと思います。
どうせそれについて行けずに "落ちこぼれる" 人間が必ず出ますから、それを天才候補として育てる工夫があれば良いんじゃないでしょうか。
今の学校教育は、落ちこぼれたら終わりっぽい感じですからね。

心配しなくても、詰め込み教育が天才の芽を摘むことはないですって。
そういう通常の範囲を大きく越えたところにいる人が、天才なんですから。
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by kude104 | 2004-12-19 17:23