世の中の物事についてあれこれ考えるkudeの日記


by kude104
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老いた馬にまたがる「頭のない騎馬男」はだれだ?

「頭のない騎馬男」と「事業開発の職人」と「優秀な人をたくさん働かせること」 - Tech Mom from Silicon Valley
会社の機能の中で「頭脳」というか、「前頭葉」にあたる、将来の企業戦略を考えたり、具体的に新事業をはじめたりする、例えば「経営企画」とか「事業開発」といった機能が抜け落ちている、または弱くなっている、ということが気になっているのだ。
企業が成長して組織が大きくなると動きが鈍るのは、日本の企業に限らず、というか企業に限らずあらゆる組織で起こり得るのだと思う。
日々のルーチンワークは個々がルーチンに従って行動すればよいので、組織が大きくなっても影響はさほどない。
でも、「経営企画」とか「事業開発」といった事柄は、事業の規模に応じて考慮すべき要因が増え、組織の規模に応じて関係者が増えるため、組織が大きくなればなるほどコストがかさみ難しくなる。

こうしたことは、人間の在りようとも似ているように思える。
身体が大きくなればなるほど敏捷性は失われがちだし、歳をとればとるほど成功体験により保守的になっていく。
基本的に、企業や組織も人間と同じように、成長~老化~死亡のサイクルをたどるのだろう。

ここで挙げられている「大手日本企業」とやらも、おそらく、成長のピークを過ぎ、老化のフェーズに入っているのではないかと思う。
そうした老いた企業に若返りを期待するよりも、若い企業への世代交代を期待するほうが、生命サイクルとしては健全なのではないかという気がする。

皮肉的に言えば、そうした老いた企業において飼い殺されている優秀な人材というのは、多くの場合、自身が「頭のない騎馬男」なのだろうと思う。
「うちの企業は将来を見据えていない」と愚痴りながら、将来の見えない企業に居続ける様は、まさに鏡を見て嗤うかのようだと思わないでもない。
もちろん、敢えてそこに留まり運命を共にしようというケースもあるのだろうけど。

「日本の企業から画期的なモノが出てこなくなった」のではなく、「日本人から画期的な企業が出てこなくなった」という見方をするならば(もちろん、実際に出てこなくなったわけではないが)、その理由のひとつは、「優秀な人材」が老いた企業に引き寄せられるからではないだろうか。
「鶏口となるも牛後となるなかれ」と思ってはいても、ついつい人は牛の大きさに安心を見てしまうもの。
であるならば、そうした企業はやはり「定年退職」して頂いて、次代に活躍の場を譲って頂くのが良いのではないかと思う。
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by kude104 | 2009-10-13 23:58 | 時事・社会