世の中の物事についてあれこれ考えるkudeの日記


by kude104
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ネット販売専門の出版社

たけくまメモ : 「町のパン屋さん」のような出版社

うーむ。
「町のパン屋さん」と言っても、本の場合、リアルに実店舗を中心とした半径何キロかの商業圏でのみ商売をするというやり方では成り立たないだろう。
パンに比べて書籍では、見込み客が圧倒的に少なすぎると思うのだ。

「俺が言う町のパン屋さんは、売り物を自分で作って、自分で売るのである」ということから、自分で作った本を自分で売るということだろうけど、そうすると、売り物である本の種類がものすごく少なくなる。
売り場はまるで、「数種類しか本が売られていない本屋さん」みたいになっちゃうんじゃないか。
パンと違って、同じ本を何度も買う人はいないから、これはなかなかに厳しい。

だから、これはネット販売を前提としたアイデアだろうと思う。
全国規模で考えれば、なんとか成り立つ話かも?という気はしないではない。
そういう意味では「町のパン屋さん」というよりは、自分の手作りの品をネット販売する個人ショップのイメージが近いんじゃないかと思う。

もう一歩思考を進めると、もし仮にこうした個人出版がある程度成立しうるとしても、個人規模で作家から本作りからサイト運営から販売まですべてこなす、そうした体制を作ることができる人はそう多くはないだろう。
ならばおそらく、製本やサイト運営や販売はこちらで請け負いますので、あなたは作家業に集中してください、という分業スタイルが現れるに違いない。
つまり、「ネット販売専門の出版社」だ。

もちろん、成立の過程としては、初めは自分で書いた本を自分で販売するところから始まり、やがて仲間の書いた本も一緒に販売するようになり、ついには自分と仲間を中心に出版社を設立し、そして、出版社として他の作家に執筆を依頼するようになる、と。
まぁ、最後のステップまでたどり着けるかどうかは何とも言えないけど。
小規模の出版社がそれぞれに個性を出しながらネット販売でどうにかやっていけるくらいの感じが、望みうる理想形じゃないかと思う。

あとは、「本」と「デジタル」の関係がどうなるかだね。
それによって、まったく変わってくるものね。
いずれにしても、町のパン屋さんならぬ、町の本屋さんには厳しい時代になりそうだねぇ。
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by kude104 | 2009-07-19 23:41 | PC&ネット