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世の中の物事についてあれこれ考えるkudeの日記


by kude104
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罪とか罰とか

油断していたら、早、2月終わっちゃった。
というわけで、毎月恒例の映画サービスデーですが──。
今回は、ネットのクチコミ情報で「笑える!」との評判が目立つ「罪とか罰とか」を観てきました。

結論から言うと、ぼくには合わんかった・・・。
「面白くない」というと語弊があろうかと思いますので、「波長が合わなかった」と言っておこう。

内容を簡単に説明すると、しがないアイドルが警察署の一日署長になるのだけど、お飾りじゃなく本物の「署長権限」を与えられて。
そこにコンビニ強盗や元カレの殺人事件の話なんかが絡まってくる・・・みたいな。
基本、不条理ナンセンスコメディです。

で、ぼくには少々ナンセンス過ぎた。
なんつーかなぁ。
ナンセンスの方向性が、「明るいバカ」じゃなくて、ブラックな方向性だから。
それで、ツッコミ役がいなくて、ボケっぱなしだから。
観ていて、なんか爽快感がないというか、イライラしてしまった。

基本的にぼくは「ちょっと変」くらいの匙加減が好きなんで。
「よく見たら鼻毛が一本出ている」くらいの匙加減が好きなんですよね。
黒マジックで鼻毛ボーボーに描いちゃうのは「やりすぎ」と思っちゃうタイプなので。
話のプロット自体は面白いんだけどなぁ・・・。

エンドロールで監督・脚本の名前を観て、なるほど、「ケラリーノ・サンドロヴィッチ」か、と。
どうりでね。

ぼくの隣りで観ていた男がさ、上映中、事あるごとに「おいおい(笑」とか「○○て!(笑」とか、その他聞き取れない何かの言葉とか、やたらとつぶやくんですよ。
それがなんかすげぇうっとーしくて。
てめぇ、自分ん家でテレビ観てるんじゃねーんだぞと。

なんなんだろうね。
この手の映画って、どうもこうした天然なのか意図的なのかは知らないけど、「オレ、いま、この映画楽しんでます」というのを態度で表現する人多いよね。
「この映画の面白さを理解できている自分」みたいなのを表現したがるやつ。
舞台鑑賞のノリなのかなぁ。
波長の合わないコメディ見ている横で、これやられたら、すげぇうっとーしい。

というわけで、ぼくにはちょっと残念な映画となりましたが、ケラリーノ・サンドロヴィッチさんと波長が合う方には面白いんじゃないかと思います。
ま、こんなぼくでも、面白い(笑える)シーンはけっこうあったんで。
波長ばっちりな人なら、大絶賛もうなづける。

あと、ヒロイン役の成海璃子さんの、なんかちょっと脚が太めな感じがキュートでした。
by kude104 | 2009-03-01 23:59 | 映画