世の中の物事についてあれこれ考えるkudeの日記


by kude104
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データコンテンツの時代

先日の「なぜコンテンツにお金を払う気にならないのだろう」にトラックバックを頂いて、なるほどなぁと考えるところが多々ありました。

コンテンツはいかにして円盤からはがされたのか? - ビジネスから1000000光年

かつては円盤とその中身であるデータとは一体で、ひとまとめにコンテンツだったのだけど、円盤からデータを抽出再生できるようになって、今はデータのみでコンテンツ足り得るようになった、と。

おおざっぱにコンテンツの変遷というものを考えると、生コンテンツ→パッケージコンテンツ→データコンテンツと進化しているんじゃなかろうか。
たとえば音楽なら、ライブ→CD→MP3、みたいな。
コンテンツがパッケージからデータに進化したことで、CDが「コンテンツ」から「コンテンツ+円盤」に地位を下げたということ。

消費者の「音楽を聴きたい」という欲求は今も昔も変わらずにあるとして、それを満たすための手段がどんどん進化している。
音楽を聴くための物理的な縛りが、技術的にどんどんクリアされ、要らなくなってきている。
かつてはコンサート会場にいかなければ聴けなかったものが、CDがあれば聴けるようになり、CDがなければ聴けなかったものが、データがあれば聴けるようになった。

そして興味深いのは、物理的な縛りが小さくなればなるほど、価格も安くなるということ。
これはまぁ、需要と供給の話で説明できるだろうか。
物理的な縛りが小さくなればなるほどより多くの人に供給できるので、価格も下がると。
工業製品の場合は大量生産による生産コストの低下で価格が安くなる面もあるけど、もうひとつ人間の心理として、簡単に手に入るものにはあまり価値を感じなくなるという面もあるだろうね。

こうして考えると、多くの人にクリックひとつで供給できるデータコンテンツがその値段を下げていくことは、必然の流れであると思えてくる。
コンテンツにお金を払うことが定着しないのではなく、もしかしたら、データコンテンツの時代になって、コンテンツの価格が暴落していると捉えるべきなのかもしれない。
消費者の意識において、コンテンツが水や空気のように簡単に手に入るものになりつつあるのではないかというと、大げさかもしれないけど。

ぼくがDVDはレンタルするのにオンデマンドTVは利用する気にならないのも、蛇口をひねれば水が出る状況で、コップ1杯ごとに料金を支払う気持ちにならないのと同じなのかもしれない。
そう考えれば、個別課金より料金定額で見放題なモデルのほうが比較的ましというのも、うなづける。
水道料金の感覚だね。
パッケージ販売は、さしずめペットボトル入りの飲料水って感じだろうか。
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by kude104 | 2009-02-05 23:59 |