世の中の物事についてあれこれ考えるkudeの日記


by kude104
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

キャラクターとは「見た目」ではなく「性質」のこと

美少女キャラの“非処女発覚”にファン暴走! 人気漫画「かんなぎ」無期限休載 - ZAKZAK

以前見たテレビ番組で、「未来少年コナン」や「カリオストロの城」で作画監督を務めた大塚康生さんが仰っていたことを思い出した。
いわく、「キャラクターとは見た目じゃない。しぐさなんだ」と(うろ覚え)。

われわれはキャラクターというとついつい「絵」だと思っちゃうんだけど、そうじゃないんだと。
そのキャラクターのしぐさ──つまり、行動こそがキャラクターを形作るのだ、と。
アニメーターらしい考え方ですが、なるほどなと思ったものです。

「キャラクターとは絵ではなく、行動だ」という視点で捉えれば、「実はヒロインに男がいた」というのは、そのキャラクター性を破壊するに足る出来事であるように思う。
ぼくらはどうしても、「そのキャラクターが好きなら、その行動も受け入れろよ」と思ってしまうけど、逆なんだろうね。
「その行動を取ったが最後、それは私の好きなキャラクターではない」ということなんだろう。

2次元と3次元の違いはあれど、そうしたことは、アイドルのファンも同じじゃないかと思う。
モー娘。ファンにもジャニーズファンにもペ・ヨンジュンファンにも、程度の差はあれ、「恋人発覚!」と聞いて「裏切られた!」と感じる人は少なからずいるのではないかな。
べつに肩を持つわけじゃないけど、この一件を「アニオタの処女信仰」で片付けるのは、(正しいのだろうけど)ちょっと表面的すぎる気がする。

「アイドル」とはよく言ったもので、いわゆるひとつの偶像崇拝なのだろうと思う。
2次元も3次元も。
ただ、2次元のほうがたぶん、偶像度合いが強まるだろうことは想像に難くない。
生身のマリア様と聖書の中のマリア様とでは、たぶん後者のほうが偶像度合いが強いだろう。

アイドルで商売するということは、本来、かなり覚悟がいる行いであるのだろうと、この一件を見ているとそう感じる。
考えてみれば、他人の感情を操作するわけだからね。
人間の「好き」という感情を、ある種意図的にこちらに向けさせるわけだからね。
それも、何千人何万人に対して。
そうして集めた「崇拝」のエネルギーは、だから、コントロールを誤るととんでもないことになってしまうのも分からないではない気がする。

個人的には、そうは言っても「過剰すぎるだろ」と思ってしまうわけだけど。
「たかが漫画のキャラクターに対して、なんでそこまで」って思ってしまう。
ぼくなど、生身の人間に対しても、そこまで強烈に好きになったことなどないというのに。
[PR]
by kude104 | 2008-12-11 23:39 | PC&ネット